
快適すぎる環境!? 元設計者が「Onshape」の互換性を解説
こんにちは、エービーケーエスエスの横山です。
このブログでは「3D CAD Onshape」を使ってみた情報を連載しています。連載6本目になる今回はOnshape のハードウエア推奨事項に関して調べてみた感想をご紹介します。
他にも「製造業/建設業に関する様々なITソリューション・最新ニュース」を中心に情報発信していきますので、ぜひ普段の情報収集や業務改善に活用いただけると幸いです。
Onshape は SOLIDWORKS出身者が開発したことで有名で、使用感が非常に近いのが特徴です。
SOLIDWORKS の特徴は残しつつ、多くのメリットが追加されました。
ぜひ Onshape検討の参考になると幸いです
【Onshape で得られる主要なメリット】 ・初期コストの大幅な削減 ・ハードウェアに依存しない快適な作業環境 ・データ管理の煩雑さから解放 |
目次[非表示]
Onshape ハードウェアの推奨を調べてみました
Onshapeは、まったく新しいクラウドベースのアーキテクチャに基づいて構築されています。
これまでのPCにインストールするタイプのCADとは快適な動作環境を用意するための考え方が異なってくるので、導入をご検討の際には必ずチェックされて下さい。
以下の流れで実際に調査した内容をご紹介します
※詳細はOnshape 製品サイトをご覧ください。
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①Onshape チェック
Onshapeは、システムチェックページを提供されております
このテストは、システムがOnshapeをサポートすることをどれだけ期待できるかについてのレポートを提供します
こちらのURL(https://cad.onshape.com/check )にアクセスいただくことでシステムチェックを実行できます。Onshapeチェッカーは以下を調べます。
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②グラフィックカード
上記のシステムチェックは、現在構成されているコンピューターのレンダリングパフォーマンスに関するレポートも提供します。
コンピューターがレンダリングできるTPS(Measured triangles per second)が多いほど、モデルを開いたときに画面にレンダリングされる速度が速くなり、モデルの回転がスムーズになります。
GPU RAMが増えると、より大きなデータセットを同時に開くことができます。専用のグラフィックカードがない場合、レンダリングタスクはCPUによって実行され、生成される数値は大幅に少なくなります。
注意としては、ブラウザがインストールされているディスクリートグラフィックカードを認識しない場合です。
上記の2つのシナリオ(グラフィックカードがインストールされていないか認識されていない)のいずれかで、次のようなメッセージが表示されます。
[ここがポイント!]
カードが認識されない場合は、[グラフィックパフォーマンス]リンクをクリックして、解決する方法を確認することができます。
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③インターネット接続
Onshapeはクラウドベースのプラットフォームであるため、インターネット接続が必要です。
Onshapeを使用するための一番の要件は、信頼できるインターネット接続です。接続が断続的になると、Onshapeのパフォーマンスが最適ではなくなります。接続が切断されるたびにブラウザタブを更新するように求められます(作業が失われることはありません)
Onshapeは「会話型」です。つまり、アクションが実行されているときにのみ短いメッセージが送信されます。
例では、エッジをフィレットする要求は、フィレットの結果として変更されたファセット(三角形)を戻りメッセージによって応答されます。
[ここがポイント!]
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④ブラウザ
Onshapeは、次のブラウザの最新の安定版リリースでサポートされています。
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Safari(Mac OSのみ)
これらのブラウザの64ビットバージョンを強くお勧めします。
Onshapeは以下ではサポートされていません
- Microsoft Internet Explorer
- モバイルブラウザ
- ジェスチャーベースのブラウザ
[ここがポイント!]
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⑤ モバイル(iOS / Android)
Onshapeは、iOSとAndroidの両方のネイティブアプリケーションとして利用できます。
- iOS:iOS11.0以降(Apple AppStoreで入手可能)iPhone、iPad、iPod、iPodtouchと互換性があります
- Android:Android5.0以降(GooglePlayストアで 入手可能)
おわりに
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
導入される際の注意事項としましては、以下がポイントとなります。
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一般的な3DCADと比べて、明らかにハードスペックの敷居が低いことが分かります。
また、モバイル端末でもデータにアクセスすることができますので、3Dデータの活用範囲も大幅に広がると思います。
このブログでは、今後も Onshape の他の機能もご紹介していこうと思います。ご愛読いただく皆さまの有益な情報になると幸いです。
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もしくは、横山(keiichi.yokoyama@abkss.jp)までご連絡いただければ、詳細なご質問にもお答えが可能です。