「検査表システム」は、図面データから寸法・公差を自動抽出して検査表を即座に生成します。
人手頼りだった検査業務をデジタル化(DX)して標準化し、大幅な時短を実現。
さらにAI技術で紙図面も読み取り可能にし、ヒューマンエラーゼロの効率的な検査体制を構築します。
寸法の拾い出しから検査表作成までシステムが自動で処理します。手作業を削減し、検査にかかる時間を劇的に短縮します。
入力ミスや計算ミスをシステムで排除します。同じフォーマットで検査表を作成できるため、誰が作業しても品質を安定させることが可能です。
AI-OCR機能により、スキャンした手書き図面や画像データの寸法文字も自動認識できます。紙ベースの図面からでも素早く検査表を作成可能です。
DXF/DWG図面データから寸法線や公差を自動で読み込み、入力した計測値と図面内の公差許容値をもとに可否判定を行います。多くの人手を要していた検査過程の作業効率を大幅に向上させることができます。
◎ 検査課程を効率化したい
◎ 検査表(チェックシート)の作成に時間がかかっている
◎ 寸法値の転記ミスなど人為的なミスを防ぎたい
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図面ファイル(DXF、DWG、PDF)を読み込んで寸法線全体を囲むだけで、図面内の数値・公差・記号・注記などを自動的に読み取り、検査寸法一覧表を瞬時に生成します。
もし図面上に公差が記載されていない場合も、あらかじめ設定したJIS規格や社内規格の普通公差を自動で割り当て可能です。
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フォント情報を持たないラスター画像やスキャンPDFでも寸法値を安心して読み取れます。AIによる画像認識機能を搭載したAI×OCR版では、寸法形状を解析し“疑似寸法”として自動抽出が可能です。
スキャンした紙図面(BMP、JPEG、TIFF等)を読み込み、ソフト上で寸法や公差を確認しながら編集・入力して検査表を作成できます。
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検査表と図面を照らし合わせやすいよう、図面上の各寸法箇所に対応する検査番号(バルーン)を自動で配置できます。
寸法抽出と同時にワンタッチで番号付けを行い、寸法値と紐づく番号を図面内の空きスペースに表示します。
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寸法値に公差が記載されていない場合でも、JISに基づく普通公差適用を自動で行うことが可能です。
また、規格テーブルの編集にも対応しており、社内で運用している規格に合わせた新しいテーブルを作成できます。設定の際には、「%」を使って割合指定を行うこともできます。
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デジタルノギスやマイクロメータといった測定器から計測データを直接システムに取り込めます。USB接続やBluetooth対応の機器で測定すれば、自動的に測定値が検査表に入力されます。
取り込んだ値は、公差範囲内かどうかソフトが即座にOK/NG判定可能です。判定基準も柔軟に設定でき、例えば公差比率による細かな合否条件にも対応します。
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完了した検査寸法一覧・計測結果は、ExcelやWord、CSV形式でワンクリック出力できます。自社指定の帳票レイアウトがある場合も、あらかじめテンプレートを登録しておけば所定のセル位置に自動で値を入力可能です。
現在お使いの検査表フォーマットをそのまま活かせるため、導入後の現場への馴染みもスムーズです。
図面の寸法・公差の付け忘れを事前に洗い出し、試作段階で製品の寸法品質を検証するのに活用できます。設計段階から不具合の早期発見が可能です。
加工品の寸法をその場で測定して良否判定し、不良の流出を防止します。外注部品の受入検査でもスピーディに検査成績書を作成できます。
出荷前検査や顧客提出用の検査成績書作成を効率化します。結果データを蓄積し、不良傾向の分析や品質改善にも役立てることができます。
まずは検査対象の図面ファイルをソフトに読み込みます。
検査する範囲を指定すると、寸法と公差を自動で一覧化します。
測定器(デジタルノギスなど)から測定値を直接取り込むか、手入力で値を入力します。入力値は即座に公差と比較され、OK/NGが自動表示されます。
ワンクリックで検査結果をExcelなどの帳票に出力できます。自社フォーマットの報告書にそのまま利用でき、社内共有や取引先への提出もスムーズです。
OS | |
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実行環境 | Microsoft®.NET Framework4.8 |
CPU | 1GHz以上の64bit(x64)プロセッサ |
メモリ | 4GB(推奨 8GB以上) |
ディスプレイ | True ColorおよびDirectX9対応 1360x768Windowsディスプレイアダプタ(推奨 Directx11 互換カード) |
ディスク空き容量 | 4.0GB(インストール用) |
入力装置 | ホイール付マウス |
対応図面データ | DWG、DXF、PDF(※フォント情報が含まれたもの) |
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検査表出力形式 | Excel、Word、CSV |
測定器デバイス | USB接続、Bluetooth接続、テレメジャー、U-WAVE、HIDキーボードデバイス、など |
導入形態として「永久ライセンス(一括購入)」と「年間ライセンス(サブスクリプション)」をご用意しています。
また、機能別に複数のエディションがあり、必要な機能に合わせて最適なプランをお選びいただけます。
プラン | 永久ライセンス価格(税込) | 年間ライセンス価格(税込) | 主な機能 |
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スタンダード版 | 495,000円 | 181,500円/年 | DXF/DWG/PDF対応 |
AI×OCR版 | 605,000円 | 217,800円/年 | 画像(ラスター)読取機能付き |
ラスタ版 | 330,000円 | - | 画像ファイル専用簡易版 |
測定版 | - | 55,000円/年 | 測定器連携とOK/NG判定に特化 |
Excel出力時1枚目のSheetと2枚目のSheetのフォーマットが違う場合にも対応が可能になりました。
取得した寸法に関連付けて図面上に注記を作図することができるようになりました。
Q.
A.
2D CAD図面データ(DXF/DWG)およびPDFに対応しています。さらにAI-OCR版をご利用いただくと、スキャン画像や手書き図面などの画像データからも寸法情報を読み取れます。
Q.
A.
はい。 AI-OCR機能により、スキャンした手書き図面の寸法文字も自動認識できます。紙図面しかない過去の製品でも検査表をデジタル化可能です。
Q.
A.
はい。 テンプレート機能で指定したExcelシートに検査結果を自動で入力できます。あらかじめ自社フォーマットを登録しておけば、毎回そのレイアウトで検査表を出力可能です。
Q.
A.
USB/Bluetooth対応のデジタル測定器であれば連携可能です。デジタルノギスやマイクロメータなどで測った値を直接ソフトに取り込み、即座に合否判定が行われます。
Q.
A.
はい。製品版と同じ機能を評価できる無料体験版を、一定期間ご利用いただけます。ご希望の方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
Q.
A.
はい。 ネットワークライセンスをご利用いただくことで、社内の複数PCから同時にソフトを使用できます。ライセンス形態の詳細はお問い合わせください。
Q.
A.
はい。 標準保守契約により最新版提供やQA対応など基本サポートを受けられます。さらに手厚いサポートを希望の場合は、操作トレーニング付きのプレミアムサポートプランも選択可能です。
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