RPAの失敗原因4選|成功事例に見る準備ポイントを解説
近年、多くの企業でRPAを導入する動きが活発になってきました。一方で「導入しても効果が出なかった」「思っていたよりも効果が小さかった」という企業も少なくないようです。
RPAを導入する目的は、コスト削減や生産性向上などの経済的なメリットを得ることですが、しっかり計画してからでないと、導入コストや運用コストがかかりすぎてしまうことがあります。
そこで今回は、RPAを導入する上でよくある失敗ポイントと、それらに学ぶ成功ポイントについて説明します。
このような方におすすめの記事です
- RPAツールの導入を検討している方
- RPAツール導入の成功/失敗ポイントを知りたい方
- RPAツール導入後の効果を感じられない方
目次[非表示]
RPA導入で失敗してしまう原因
RPAを導入する上で注意すべき「失敗してしまう原因」はこちらの4点です。これらのポイントに注意し、効果的な導入を目指しましょう。
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業務プロセスが不明確
よくある失敗として多い例の1つ目は、業務プロセスが不明確なまま導入を進めてしまうことです。自動化しようとするタスクやルールが定まらず、中途半端な結果で終わってしまうため、手作業で処理しなければならない業務プロセスをうっかり残してしまう、という事態になりかねません。プロジェクトの進行が遅れたり、コストが増大したりする原因にもなってしまいます。
ツールの選択ミス
採用するツールの選択を間違ってしまうことも、よくある失敗のひとつです。目標どおりの導入効果を出せないどころか、コストが増大したり、他システムとの連携不具合のリスクもあります。RPAは、単純かつ繰り返しの多い業務プロセスを自動化することで効果を発揮しますので、タスク・ツールの選択は非常に重要なポイントです。
チーム構築・運用体制の不備
RPA導入の際、プロジェクトチームを立ち上げる場合が多くあります。ですがチームの編成が不完全であったり、役割の分担が明確でない場合、プロジェクト進行の遅れや、RPAの品質低下などの問題が発生してしまいます。 また、導入した後の運用体制が不十分な場合も大問題です。RPAの稼働率が低下したり、トラブルの発生によって業務プロセスが停止したりといった事態を招きかねません。
トレーニングや教育の不足
ユーザーに十分なトレーニングや教育を行わないと、操作方法やメリットが理解できず、RPAツールを使わなかったり、使い方を誤ったりすることがあります。
RPA導入を成功させるには
成功事例に見る事前の準備のポイントはこちらの4点です。
自動化すべきタスクを明確にする
RPAを導入する前に、業務プロセスを詳細に把握し、自動化すべきタスクを明確にすることが重要です。明確にすべき項目の例は以下の通りです。
- どの業務を自動化するのか
- どのようなルールや条件に基づいて自動化するのか
- どのような効果を期待するのか、など
業務に合わせた適切なツールを選択する
RPAツールは多種多様に存在します。業務に合わせた適切なツールを選択することが成功のポイントです。また、ツールの評価や導入前のデモなども行うことも必要です。
適切なRPAチームを構築する
RPA導入には、プロジェクトマネージャーやRPA開発者、ビジネスアナリスト、ユーザーサポートなど、複数の役割が必要です。適切なチームを構築し、各々の役割を明確にすることが成功のポイントです。
実際のユーザーにRPAを理解してもらう
RPAを導入する前に、ユーザーに対してトレーニングや教育を行い、ツールの操作方法や導入のメリットを理解してもらうことが重要です。また、運用後もユーザーへのサポートやトレーニングを定期的に行うことも必要です。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はRPAを導入する上での成功ポイントと失敗ポイントを説明しました。今回ご紹介したポイントを踏まえて計画的に進め、コスト削減や生産性向上などを目指しましょう。
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