クラウドストレージのおすすめ6選を比較 | メリットやデメリット、選び方を解説


クラウドストレージ とは、サーバー上でファイルを保存、管理、共有できるサービスのことです。個人から法人まで幅広く導入されていますが、サービスの種類が多く、何をを選ぶべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

利用を開始する前に確認すべき点 は、セキュリティ面や料金体系など多岐にわたります。

そこで本記事では、クラウドストレージを導入するメリットから選定ポイント、おすすめのツール6選について解説します。ぜひ最後までお読みください。


このような方におすすめの記事です

  • クラウドストレージの導入を検討している
  • 自社に合ったクラウドの選び方が分からない


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目次[非表示]

  1. クラウドストレージとは
    1. 法人向けサービス
  2. クラウドストレージ導入のメリット
    1. ファイルを一元管理できる
    2. サーバー管理の必要がなくなる
    3. 自動でバックアップできる
    4. 共有・共同編集できる
    5. 低コストで導入できる
    6. どこからでもアクセスできる
  3. クラウドストレージのデメリット
  4. 選定のポイント
    1. ①データ容量
    2. ②コスト
    3. ③サポート体制
    4. ④セキュリティ
    5. ⑤機能(使いやすさ)
  5. おすすめのクラウドストレージ6選
    1. Dropbox(ドロップボックス)
    2. GoogleDrive(グーグルドライブ)
    3. Box Business(ボックスビジネス)
    4. DirectCloud(ダイレクトクラウド)
    5. Fleekdrive(フリークドライブ)
    6. Fileforce(ファイルフォース)
  6. おわりに


クラウドストレージとは


クラウドストレージクラウドストレージとは、インターネットを介して利用するファイルの保管場所 を指します。ユーザーは、サービス提供会社のサーバー上にファイルをアップロードし、管理、共有できます。


法人向けサービス

ビジネスシーンで幅広く利用される法人向けサービスでは、高度なセキュリティ機能が求められます。

近年では、オンプレミスのファイルサーバーやNASを設置せずに、最初からクラウドストレージを利用する企業も多くあります。また、これまで社内にファイルサーバーやNASを設置していた企業が、クラウドストレージへ移行するケースも増えてきました。



クラウドストレージ導入のメリット

企業がクラウドストレージの導入で得られる主なメリットについてご紹介します。



ファイルを一元管理できる

社内のファイルを一元管理できるようになります。

部署や拠点ごとで管理しているファイルをクラウドストレージに集約すれば、ファイルの重複作成や他部署への問い合わせによる無駄も削減できます。


サーバー管理の必要がなくなる

管理コストはサービス提供者が負担するため、自社での保守管理が不要となります。

オンプレミスでデータを管理する場合、自社で機器設置とメンテナンス、セキュリティ管理が必要になりますが、クラウドサービスならそういった手間やコストを削減可能です。


自動でバックアップできる

自動バックアップにより、データ喪失のリスクが大幅に減少します。

パソコン等の端末故障に備えて定期的なバックアップが重要ですが、この機能により手間を省き、忘れがちなバックアップ作業を確実に実行できます。


共有・共同編集できる

インターネット上でファイルを共有・共同編集しやすくなります。

ファイルの送受信が不要になり、どの端末からでも更新可能です。複数の人がドキュメントを同時に編集することもできます。


低コストで導入できる

物理的なサーバーやストレージの購入・設置は不要なので、初期費用を抑えることが可能です。 

また、多くのクラウドストレージサービスは月額料金制を採用しており、クラウドストレージに関するコストを容易に可視化し、予算計画を立てやすくなります。

さらに、クラウドストレージは必要に応じてサービスを拡張または縮小できるので、コスト効率が良くなります。


どこからでもアクセスできる

インターネットを使える環境なら、どこからでもアクセスできます。営業先や出張先などで、ファイルが急に必要になった場合も簡単に用意できます。


クラウドストレージのデメリット

クラウドストレージを使う際に考慮すべきデメリットがいくつかあります。クラウドストレージの利用を検討する際には、これらのポイントも考慮に入れると良いでしょう。


●セキュリティリスク:データは外部のサーバーに保存されるため、ハッキングや情報漏洩のリスクが常に存在します。


●インターネット依存:インターネット接続が必要なため、ネットワークが不安定な場合や接続できない状況ではデータにアクセスできず、不便を感じることがあります。


●コストが高くなる可能性:長期間や大容量のデータを保存する場合、コストが予想以上にかかる可能性もあります。



選定のポイント

ストレージサービスを選定する際のポイントをご紹介します。こちらを参考に、最適なクラウドストレージを選びましょう。


①データ容量

まずは必要とする容量の検討を付けておきましょう。

一般的に、1ユーザーあたり5GB以上の容量が目安です。また、PC内のファイルをすべてバックアップするなら100GB近くは必要です。

無料で利用できるツールも一部ありますが、容量が足りなくなった場合は有料プランにアップグレードできます。


②コスト

無料プランで容量が足りないようなら有料プランを検討しましょう。多くのオンラインストレージサービスは月額または年額プランを提供しているので、必要な容量を安く利用できるサービスを選びます。


③サポート体制

テクニカルな問題や質問に対応してくれる信頼できるサポートは重要です。選定時に、テクニカルサポートの有無、迅速なカスタマーサービスを提供しているか、など確認しておきましょう。


④セキュリティ

データが暗号化されているか、二段階認証が提供されているかなど、提供されるセキュリティ機能を確認しておきましょう。


⑤機能(使いやすさ)

「同期方法」「共有メンバー」「ファイル操作」についてチェックしておきましょう。「利用人数・デバイス数」も具体的にしておくと良いです。


●同期方法

オンラインストレージには「同期型」と「非同期型」の2種類があります。作業のバックアップが必要な場合は「同期型」 、ファイルの保存だけで良い場合は「非同期型」を選ぶのが良いでしょう。


●共有メンバー(利用人数・デバイス数)

どんなメンバーとファイルを共有するか考慮しましょう。「不特定多数」に共有することがあれば、保存期間やパスワードを設定できるサービスが必要です。「特定メンバーだけ」の共有ならば、リンク共有の機能だけで十分な場合もあります。


●ファイル操作

共同でファイル操作するのなら「直接編集可能」のサービスを選びましょう。直接ファイルを編集できれば、その都度ダウンロード・再アップロードする手間がかかりません。



おすすめのクラウドストレージ6選

最近では、多くの企業がクラウドストレージツールを利用していますが、その中でも特に人気のツールを6つご紹介します。ツールにはそれぞれ特長がありますので、ご自身の業務環境に合ったものを選択することが重要です。


ツール名称

無料プラン

無料トライアル

あり(2GB)

Standardプラン

または Advancedプラン

/ ​​​​​30日間
あり(15GB)
 14日間
あり(個人向け)
14日間
なし
 14日間
なし

Businessプラン30日間

なし
30日間



Dropbox(ドロップボックス)

DropboxBusiness

参照:https://www.dropbox.com/ja/business

Dropboxは個人からビジネスまで幅広く利用されているクラウドストレージサービスです。デバイス間でのシームレスなファイル同期、シンプルで簡単な共有機能、直感的なユーザーインターフェースが特長です。ファイルの共有はもちろん、動画などの大容量ファイルの保存場所としても活用できます。

また、Microsoft Officeとの統合やファイルのリアルタイム共同編集も可能です。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

Essentials (3TB)

1ユーザー¥26,400/年(¥2,200~/月)

Business (9TB)※チーム全体で

1ユーザー¥28,800/年(¥2,400~/月)

Business Plus (15TB)※チーム全体で

1ユーザー¥36,000/年(¥3,000~/月)


●おすすめポイント

  • 紛失または削除したファイルを簡単に復元できます。

  • スマートシンク機能なら、ハード ドライブの容量をほとんど消費せずアクセスできます。
  • 選択型同期で、Dropbox 上にあるフォルダのうち、同期するフォルダだけを選択することでハード ドライブの容量を節約できます 。

>>詳細ページはこちら


●注意したい点

Basicプランは無料で使用できますが、容量は2GBなのであくまで個人向けです。



Dropboxトライアル




GoogleDrive(グーグルドライブ)

GoogleDrive

参照:https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/


GoogleドライブはGoogleの製品と深く統合されたクラウドストレージサービスで、Google Docs、Sheets、Slides等とのリアルタイムコラボレーションが可能です。また、基本的なストレージ容量は無料で提供されています。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

ベーシック(100 GB)

1ユーザーあたり  ¥250/月

スタンダード(200 GB)

1ユーザーあたり  ¥380/月

プレミアム(2TB)

1ユーザーあたり  ¥1,300/月


●おすすめポイント

  • GmailやGoogleカレンダー、Google Docsなどの他のGoogleサービスと統合されているので、これらのサービスを効果的に利用すれば、より高い生産性を実現することができます。
  • Googleアカウントを所有していれば15GBまでの容量は無料で提供されます。


●注意したい点

  • GoogleドライブはGoogleアカウントにリンクされているため、パスワードの管理やセキュリティ設定には注意が必要です。

 

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Box Business(ボックスビジネス)

BoxBusiness

参照:https://www.box.com/ja-jp/home


Boxは企業向けに設計されたストレージとコラボレーションツールで、強固なセキュリティと高度な権限管理機能を備えています。APIが提供されており、他のアプリケーションやサービスとの統合も容易です。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

Business Starter(100 GB )

1ユーザーあたり      ¥605 /月

Business(上限なし )

1ユーザーあたり   ¥1,980 /月

Business Plus(上限なし )

1ユーザーあたり   ¥3,300 /月

Enterprise(上限なし )

1ユーザーあたり    ¥4,620/月


●おすすめポイント

  • 「コラボレータ招待」と「共有リンク」の2種類のコンテンツ共有方法があります。
  • 専用アプリがなくても、130種類以上のファイルを プレビューすることができます。
  • 7段階のアクセス権限設定が可能で、さまざまな業務要件に対応できます。
  • 容量無制限なので、ファイルの総容量が膨らんでも安心して利用できます。



●注意したい点

Boxには無料の「Individualプラン」が用意されていますが、こちらの利用は一人までとなります。ビジネス向けではないので注意しましょう。



DirectCloud(ダイレクトクラウド)

DirectCloud

参照:https://directcloud.jp/


DirectCloud は、 企業向けに最適化した国産クラウドストレージです。

月額固定制・ユーザー数無制限ながら豊富な機能を備えており、高いコストパフォーマンスを実感できます。また、充実した管理者機能や強固なセキュリティ機能も備えています。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

スタンダード(500GB)

1チーム   30,000円/月

アドバンスド(1TB)

1チーム      50,000円/月

ビジネス(3TB)

1チーム      90,000円/月

プレミアム(10TB)

1チーム    180,000円/月

エンタープライズ(30TB)

1チーム    300,000円/月


●おすすめポイント

  • 共有リンクでスムーズ&安全に受け渡すことが可能です。

  • NASやファイルサーバーに匹敵する高度なセキュリティ機能を備えています。
  • 複数のサーバーを集約し手軽な管理で運用できるため、管理者の負担を大幅削減できます。

  • 利用可能人数が無制限で定額であるため、ユーザー数の増減があっても、プラン変更をする必要なく安心して使用できます。


Fleekdrive(フリークドライブ)

fleekdrive

参考:https://www.fleekdrive.com/


Fleekdrive は、企業向けに特化したオンラインストレージで、誰もが使いやすいインターフェースとビジネスニーズに応える豊富な管理機能を備えています。

また、AWSを基盤とした 強固なセキュリティを備えており、在宅勤務やサテライトオフィスの活用において、素早く安全なやり取りを可能にします。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

Team(10GB)

1ユーザーあたり     500円/月(税抜)

Business(200GB)

1ユーザーあたり  1,500円/月(税抜)

Enterprise(無制限)

1ユーザーあたり  4,000円/月(税抜)


●おすすめポイント

  • ビジネス利用に特化した簡単な操作性で、社内だけでなく社外とも効率的なコミュニケーションを実現します。

  • 安全かつ障害耐性に優れたクラウドサーバー「AWS」を基盤としており、Fleekdrive上にファイルをアップロードした時点で国内3か所に分散してデータ保管されます。

  • 1ユーザーあたり月額500円と比較的安価な料金で利用できます。また、ユーザー数や容量の増加、機能の追加など簡単です。


Fileforce(ファイルフォース)

fileforce

参照:https://www.fileforce.jp/

Fileforceは、シンプルで使いやすいクラウドストレージです。

PCにインストールしてエクスプローラから使えるため、ローカルストレージのような極めて軽快な使い心地が特長です。オンライン編集や全文検索にも対応しており、端末やOSを問わずに社内のファイルアクセスが可能です。

ランサムウェアの検知・予防、被害ファイルの特定と復旧までを標準機能で提供しています。


● 料金プラン

以下の料金プランから選べます。

Small Business(10~50 ID)

1ユーザーあたり      900円/月(税抜)

Unlimited-1(規模目安 50~300名)

1チームあたり  55,000円/月(税抜)

Unlimited-3(規模目安 300~500名)

1チームあたり  98,000円/月(税抜)

Unlimited-10(規模目安 500~1000名)

1チームあたり   198,000円/月(税抜)

Unlimited-30(規模目安 1000名~)

1チームあたり   330,000円/月(税抜)

Enterprise
(必要に応じた容量 • カスタマイズ可能)
料金については応相談


●おすすめポイント

  • PCにインストールしてエクスプローラから使うことができます。ローカルストレージのように軽快にファイルを表示できます。

  • アクセス権限を任意に作成でき、 柔軟かつ高精度なアクセス権限管理が可能です。

  •  誤って削除・上書き保存したファイルバージョンを復元したり、復旧したりすることができます。

  • 3つの防御壁 「独自の仮想ファイルシステム 」「振る舞い検知のヒューリスティックなアルゴリズム 」「高機能なファイル変更管理システム 」により、 ランサムウェア対策も万全です。


おわりに

本記事では、法人向けクラウドストレージの選ぶ際のポイントと、おすすめのツールについてご紹介してまいりました。

クラウドストレージサービスは、今後ますます活用が進んでいくと予想されますが、「すぐに容量やユーザー数が足りなくなってしまった」「必要以上に大容量プランを選択してしまった」などといった失敗がないよう、自社にとって最適なサービスを見つけたいものです。

また、法人向けの場合は特に、価格面だけでなく、共有方法や容量、セキュリティ、機能性などあらゆる面から比較することが重要です。


また、これらについて何かお困りごとがあれば、お気軽にABKSSにご相談ください。お客様の課題をていねいにヒアリングし、豊富な選択肢の中からベストな解決案をご提案させていただきます。

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参考:https://www.ibis.ne.jp/it-book/20241003-comparing-the-two-online-storage-services/

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