BIM・CADファイルの共有方法について|設計、工事、建設現場におすすめのツールを紹介します
Dropboxはもっとも人気のあるクラウドストレージサービスのひとつ。
あらゆる分野で活用されているDropboxですが、設計、工事、建設業界などプロジェクト全体にわたる一貫性と正確性が求められるチーム作業に最適なソリューションです。今回の記事では、建設業におけるDropbox導入のメリット、連携できるアプリについて説明していきます。
本記事がお役に立ちますと幸いです。
こんなお悩みを持つ方へおすすめです
- 建設プロジェクトをスムーズに進めたい
- 建設プロジェクトの全関係者の情報を一元化したい
- 建設プロジェクトのドキュメントを安全に保管したい
プロジェクトや日々の業務をもっと効率化したい
目次[非表示]
- 1.建設現場によくあるお困りごと
- 2.建設プロジェクトに最適なソリューション
- 3.建設プロジェクトにおける活用メリット
- 4.連携・統合できるアプリの紹介
- 4.1.AutoCAD( Autodesk )
- 4.2.Bluebeam
- 4.3.Vectorworks
- 4.4.Fieldwire
- 4.5.Microsoft 365(Microsoft)
- 4.6.Adobe
- 5.おわりに
建設現場によくあるお困りごと
建設プロジェクトには、多くの企業・人が関わるため、情報やデータファイルの管理が非常に複雑で困難です。よくあるお困りごとには、例えばこのようなものがあります。
- BIM や 3DCG などの 大容量ファイルの管理
- 入札書類 や 契約書類 などの 膨大な数の文書管理
- プロジェクトの進捗管理
- 図案や文書のバージョン更新が出来ていない
- 図案や文書、写真などの保存場所がわからなくなる
建設プロジェクトに最適なソリューション
そんな現場現場のお困りごとをお持ちの方に、理想的なソリューションが「Dropbox」です。設計、工事、建設業界のチームを支援します。
参照:https://www.dropbox.com/ja/business/solutions/construction
Dropbox (ドロップボックス)
クラウドストレージである「Dropbox」は、社内外のチーム全員で効率的に仕事をするためのセキュアな「スマートワークスペース」です。 ファイルやデータの保管・共有はもちろん、共有ファイルを直接編集したり、誤って削除してしまったファイルを復元したりといった便利な機能をもっています。
詳しくはこちらもご覧ください
建設プロジェクトにおける活用メリット
建設プロジェクトにおけるDropbox の活用メリットをご紹介します。
リアルタイムで簡単・安全にファイル共有できる
建設現場では、設計図面、仕様書、契約書、写真などの膨大なドキュメントファイルを扱うため、各ファイルの保存場所が分からないといった問題が発生してしまいがちです。
Dropboxは プロジェクト関連のファイルを集約できます。チームメンバーやクライアントとの共同作業、編集、コンテンツ共有が1か所で完結させられるので、コンテンツの検索やアップロード、送受信など「仕事のための仕事」に時間を費やすことがなくなります。
One Point
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効率的なドキュメントのバージョン管理
設計図面や契約書などの文書修正が何度もされると、図案や文書のバージョン更新が上手くいかないという課題に直面します。 Dropboxならファイルを1か所に集約して保管できるため、文書のバージョン管理も簡単に行えます。
もしも誰かが許可なくファイルを上書きしたり、ファイルを誤って削除してしまったり、といった場合でも安心です。Dropboxのファイル復元機能を使えば、いつでも前のバージョンに戻すことができるのです。
One Point
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プロジェクトのスムーズな進捗管理
Dropboxなら、プロジェクトファイル、締め切り、および進捗状況を追跡・管理できます。特定のプロジェクト用の共有フォルダーを作成すれば、メンバーにタスクを割り当て、締め切りを設定することもできます。
Dropbox Paper はスケジュール管理ツールとして便利な機能です。チーム全員で締め切りとファイルを共有し、リアルタイムで更新しながら共同作業できます。
大容量メディア ファイルの共同作業をスムーズに
建設プロジェクトにおいて、関係者には常に最新情報を提供することは特に重要です。
Dropboxなら、ダウンロードしなくても最大 150 GB の大容量ファイルのプレビュー可能なので、リモートでいつでもどこからでもファイルにアクセスし、共有することができます。
相手がオリジナルのアプリケーションを持っていなくても、 プラットフォームやツールを問わず、ファイルで共同作業ができます。
One Point
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連携・統合できるアプリの紹介
Dropboxには連携・統合できるアプリが数多くあります。こちらでは建設プロジェクトで使われることのある種類をご紹介していきます。メンバー間の作業を 1 つのアプリに集約し、ツールを超えたスムーズなワークフローを実現するソリューションとして参考にしてください。
参照:https://www.dropbox.com/app-integrations
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AutoCAD( Autodesk )
参照:https://www.dropbox.com/apps/autocad
Dropbox から DWG ファイルを表示、編集し、AutoCAD にエクスポートできます。
Dropbox と AutoCAD の連携により、ファイルのダウンロードやソフトウェアをインストールしなくても、Dropbox から直接 AutoCAD で DWG ファイルを編集できます。
Bluebeam
参照:https://www.bluebeam.com/jp/product/integrations/
Dropbox を経由して瞬時にプロジェクトファイルにローカルでアクセスでき、BlueBeamのデスクトップ編集ソフトウェアを使用することが可能です。
Vectorworks
Vectorworks Cloud Services(VCS)経由で Dropbox に保存されているファイルにアクセスできます。
Fieldwire
Fieldwire と Dropbox との相互連携により、常に最新版のドキュメントのアップロード、アクセス、編集が行えます。
Microsoft 365(Microsoft)
参照:https://www.dropbox.com/app-integrations/microsoft
Dropbox 内の各種 Office ファイル(Word、Excel、PowerPoint)をオンラインでスムーズに共有、編集し、コラボレーションできます。
Adobe
参照:https://www.dropbox.com/app-integrations/adobe
DropboxでPDFファイルを開くことはもちろん、dropbox.comやDropboxモバイルアプリでPDF、Photoshop、Illustrator、XDファイルのプレビューが可能です。
おわりに
設計、工事、建設現場では、多くの企業・人が関わるため、情報やデータファイルの管理が非常に複雑で困難です。
Dropbox なら、プロジェクトに必要なすべてを 1 か所に集約でき、CAD や BIM、PDF などのコンテンツ ファイルの操作もスムーズに進められます。 プロジェクトを効率化するソリューションとして、Dropboxを検討してみてはいかがでしょうか。
また、そのほか何かお困りごとがあれば、お気軽にABKSSにご相談ください。お客様の課題をていねいにヒアリングし、豊富な選択肢の中からベストな解決案をご提案させていただきます。