Copilot Coworkの費用感はどう考える?社内利用前に決めるべきポイント

catch-img

Microsoft 365 Copilotをすでに導入している企業でも、Copilot Coworkを社内でどこまで使わせるべきかは判断が分かれます。特に気になるのが、Copilot Creditsによる従量課金です。本記事では、Copilot Coworkの概要、費用感、上限設定、社内利用前に決めるべき運用ルールを整理します。

    

こんな方におすすめの記事です

  • Copilot Coworkの費用感に不安がある方
  • Copilot導入範囲を検討している方
  • 従量課金の上限設定を知りたい方
  • 営業部門でAI活用を進めたい方
  • Microsoft 365管理を担当する方

  

目次[非表示]

  1. Copilot Coworkとは何か?
    1. CopilotとCopilot Coworkの違い
  2. Copilot Coworkの費用体系は2段階で考えると良い
    1. 基本は「固定費+変動費」
    2. Copilot Creditsは 1 Credit = 約1.5円
    3. Copilot Creditsの支払い方法は2種類
    4. Copilot Coworkは管理者の設定が必要
  3. Copilot Coworkの作業1件の費用は処理量で変動する
    1. 費用はAIの処理量で変わる
    2. まずは実測で費用感をつかむ
  4. 最初は月10ドル上限から始めるのがおすすめ
    1. 上限は5ドル・10ドル・20ドルで考える
    2. まずは10名程度で実測する
  5. 導入時は利用ルールを先に決める
  6. Copilot Cowork ならABKSSへご相談ください
  7. よくある問合せ(FAQ)
    1. Q1.Copilot CoworkはMicrosoft 365 Copilotライセンスがあれば利用できますか?
    2. Q2.Copilot Coworkを全社員に一斉展開するのはどうですか?
    3. Q3.高額請求を防ぐ方法はありますか?

Copilot Coworkとは何か?

Copilot Coworkは、Microsoft 365 Copilotをベースにした業務実行型のAIエージェントです。ユーザーの指示に応じて、Microsoft 365上の情報を参照しながら、調査、整理、要約、資料作成、タスク実行などを支援します。

CopilotとCopilot Coworkの違い

従来のCopilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどの中で、ユーザーの作業を補助する使い方が中心でした。たとえば、文章の下書き、会議内容の要約、メール文面の作成、表データの分析補助などです。

一方、Copilot Coworkは、「この資料を見ながら次回会議の準備をしてほしい」「過去のやり取りを踏まえて顧客向けの論点を整理してほしい」といった作業を任せるイメージに近いです。

Outlookのメール、Teamsの会議内容、OneDriveやSharePoint上の資料、Excelの集計データなどを横断して確認し、要点整理や下書き作成まで支援することが可能になります。

Copilot Coworkは、単なるチャットAIではなく、社内データやMicrosoft 365上の業務情報と結び付いて動く点がポイントです。

 

項目

Microsoft 365 Copilot

Copilot Cowork

主な役割

ユーザーの作業を補助するAI

複数ステップの業務を実行するAIエージェント

使い方

Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどで個別作業を支援

Microsoft 365内の情報を横断し、調査・整理・下書き作成などを支援

得意な業務

文章作成、要約、メール作成、表データ分析、会議内容の整理

会議準備、資料整理、過去情報の確認、複数資料を踏まえた論点整理

作業範囲

1つのアプリや作業単位での支援が中心

メール、会議、資料、表データなどをまたいだ作業に対応

費用の考え方

主にユーザーライセンスで管理

ライセンスに加え、Copilot Creditsによる従量課金を考慮

 

Copilot Coworkの費用体系は2段階で考えると良い

Copilot Coworkは、Microsoft 365 Copilotのライセンス費用に加え、さらに使った分だけのCopilot Creditsが必要になります。

基本は「固定費+変動費」

まず、Copilot Coworkの利用には、Microsoft 365 Copilot ライセンスが必要です。それに加え、実行分はタスクに応じて課金されます。また、Microsoft 365 Copilotライセンスに加えて、クレジットベースの課金設定も必要とされています(Copilot Credits)。

費用を整理すると、次の2つです。

  • 固定費:Microsoft 365 Copilotのユーザーライセンス
  • 変動費:Copilot Coworkの実行量に応じたCopilot Credits

つまり、Copilot Coworkは「ライセンスを付ければ追加費用なしで使い放題」というサービスではありません。 

 

Copilot Creditsは 1 Credit = 約1.5円

Copilot Creditsは、Microsoftの従量課金対象サービスで使われる共通の利用単位です。

Copilot CoworkやWork IQ APIの従量課金管理は、Microsoft 365管理センターで扱われます。

Copilot Creditsの単価は1 Credit = 0.01 USDです。1ドル150円前後で考えると、1 Creditは約1.5円です。

ただし、日本円での実際の金額は為替や契約条件によって変わりますので、社内説明では「10ドルは約1,500円前後」のように、少し幅を持たせて伝えると安全です。

  

Copilot Creditsの支払い方法は2種類

Copilot Creditsには、利用状況に合わせて選べる2つの支払い方法があります。

 

支払い方法

特徴

Pay-As-You-Go(従量課金)

利用した分だけ後払い。利用量がまだ読めない企業向け。

Pre-Purchase Plan(P3)

Copilot Creditsを1年分まとめて購入。利用量が多い場合は割引を受けられる。

利用量がまだ読めない場合はPay-As-You-Goから始め、利用状況に応じてP3を検討する企業もあります。

 

Copilot Coworkは管理者の設定が必要

Microsoft 365 Copilotを導入しているだけで、すべてのユーザーが自動的にCopilot Coworkを利用できるわけではありません。

ユーザーがCoworkにアクセスできるようにするには、管理者が次の設定を行う必要があります。

  • 使用量ベースの課金(Copilot Credits)を有効化
  • 利用を許可するユーザーまたはグループを設定

そのため、管理者が設定していない状態で、社員が知らないうちにCopilot Coworkを利用し、料金が発生する心配はありません。

 

Copilot Coworkの作業1件の費用は処理量で変動する

Copilot Coworkは、「資料整理1件で何円」「会議準備1回で何円」のように、作業ごとの費用を算出することが困難です。同じ作業名でも、AIが参照する情報量や実行する処理が毎回変わるためです。

費用はAIの処理量で変わる

Microsoftは、Copilot Coworkのタスク費用に影響する要素として主に次の4つを挙げています。

  • 利用するモデル
  • 参照するデータ量
  • ツールの呼び出し回数
  • 実行時間

つまり、同じ「会議準備」であっても、

『直近の予定だけを確認する場合』と『Teamsの会話、SharePoint上の資料、過去の議事録、Excelデータまで横断して整理する場合』では、消費するCopilot Creditsが変わります。

Copilot Coworkの費用は、作業名ではなく「AIがどれだけ処理したか」で決まると考えると分かりやすいです。

 

まずは実測で費用感をつかむ

この仕組み自体は、クラウドサービスとしては一般的なものです。

ただし、社内利用においては社員に「この業務なら必ず月額いくらです」と言いにくくなるので注意が必要になります。

Microsoftも費用管理ツールや見積もりの考え方を用意していますが、企業ごとのデータ量や使い方までは事前に固定できません。そのため、最初から正確な単価表を作るより、対象業務を絞って試し、実際のCredit消費を確認する進め方が現実的です。

 

最初は月10ドル上限から始めるのがおすすめ

Copilot Coworkの初期検証は、ユーザーあたり月10ドル前後の上限から始めると管理しやすくなります。最初から全社に自由利用させるのではなく、対象部門と用途を絞って試すと安心です。

上限は5ドル・10ドル・20ドルで考える

月10ドルを上限にすると、1ドル150円換算で約1,500円/月です。10名で始めても約15,000円/月のため、PoCの初期費用として説明しやすい金額です。

また、このようにユーザーごとに段階を作ると分かりやすくなるので参考にしてください。

  • 月5ドル:かなり慎重に試す場合
  • 月10ドル:初期検証の標準的な目安
  • 月20ドル:利用頻度が高いユーザー向け 

 

まずは10名程度で実測する

Copilot Coworkの初期検証は、最初から用途を広げすぎず、10名程度の部署単位から開始するのがおすすめです。対象業務を絞れば、どの作業で費用がかかり、どの作業で効果が出るのかを確認しやすくなります。

初期検証では、次のような設計が使いやすいです。

  • 検証対象:部署単位(10名程度)
  • 初期上限:1ユーザーあたり月10ドル
  • 検証期間:1〜2か月
  • 対象業務:会議準備、資料整理、提案書下書き、議事録整理など
  • 評価項目:削減時間、成果物品質、消費Creditなど

 

導入時は利用ルールを先に決める

Copilot Coworkを安全に活用するには、課金上限だけでなく、利用対象業務承認ルールを先に決めておくようにしましょう。

導入時には、少なくとも次の点を決めておくと安全です。

  • どの部門から使い始めるか
  • どの業務を対象にするか
  • 送信や共有を伴う操作は人が承認するか
  • 社外秘、個人情報、設計情報をどう扱うか
  • 月次で誰が利用量と成果を確認するか
  • 高コストになりやすいタスクをどう制限するか

 

Copilot Cowork ならABKSSへご相談ください

Copilot Coworkは、便利さだけでなく「どの業務に、いくらまで使うか」を設計して初めて効果を出しやすいサービスです。

ABKSSでは、CAD/BIM、設計DX、製造DXの業務理解を踏まえ、Microsoft 365 CopilotやCopilot CoworkのPoC設計、利用上限、対象業務の整理を支援することが可能です。CopilotやCopilot CoworkをはじめとしたAIの社内活用にご興味がありましたら、ABKSSへお気軽にご相談ください。

 

  

▼Copilotを効果的に活用するための支援サービスもございます。

 

よくある問合せ(FAQ)

Q1.Copilot CoworkはMicrosoft 365 Copilotライセンスがあれば利用できますか?

A.はい。Copilot CoworkはMicrosoft 365 Copilotの利用者向けサービスです。ただし、Microsoft 365 Copilotのライセンスに加えて、Copilot Creditsによる従量課金の設定が必要です。ライセンスを付与しただけでは利用できないため、利用前に課金設定もあわせて確認しましょう。

Q2.Copilot Coworkを全社員に一斉展開するのはどうですか?

A.最初から全社員に自由利用させる展開はおすすめしません。Copilot Coworkは便利な反面、業務内容によって消費クレジットが変わります。まずは部門、人数、業務、月額上限を絞り、費用対効果と運用ルールを確認してから対象を広げることを推奨します。

Q3.高額請求を防ぐ方法はありますか?

A.はい。高額請求を防ぐためには、Microsoft 365管理センターのCost Managementで、Copilot Creditsの割り当て、予算、アラート、上限設定の活用します。特にPoC段階では、ユーザーまたはグループ単位で上限を設定し、月次で消費量と成果を確認する運用が重要です。

ABKSSブログ編集部
ABKSSブログ編集部
ABKSSブログ編集部は、製造業・建設業に特化した情報を発信するメディアチームです。CADや設計に関する実務的なノウハウから、AIの活用、BIM・CIM、DX推進といった最新技術の動向まで、業界の課題解決に役立つ情報をわかりやすくお届けしています。

こちらの記事もおすすめです

CONTACT

ICT&CAD/CAM/CAE/BIM/FAソリューションなら
まとめてABKSSにお任せください

お電話でのお問い合わせはこちら
各製品のカタログ・資料を
ご用意しています。
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください。

開催予定のセミナー

新着記事

タグ一覧

記事ランキング

BIMセミナー
お役立ち資料