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導入事例
江新エンジニアリング様｜Mastercam

導入事例｜株式会社江新エンジニアリング様
CAD/CAMシステム「Mastercam」

担当者名：

業種：

従業員数：

HP：

五十嵐寛雄様

コーティングダイ及びノズル設計・製作

押出しラミネート用Tダイ設計・製造・販売

8名（令和５年２月９日現在）

https://www.kohshin-e.co.jp/

熱処理～超精密鏡面研削～組付け、検査まで全てを自社一貫で生産する「コーティングダイ」。各種ダイ他の超精密な隙間測定を容易に行える「超精密ゲージ」。高性能・低価格を実現した「ラミネート用Tダイ」等、高精度且つ、短納期・低コストを実現する高い技術力が強み。

導入の背景	これまで外部発注していた一部の金型を、社内生産するため、新たなCAD/CAMシステムを導入することになった
導入の決め手	複雑な加工パスなど、思い通りの加工を実現できること
導入後の効果	狙い通りの加工が可能になり、金型生産の効率化に寄与した

今回導入いただいたソリューション

Mastercam（マスターキャム）

汎用性にすぐれ、使い勝手の良いCAD/CAMソフトウェアです。2D CADデータからツールパスを作成するなど2D/3Dを混在したツールパスが作成できます。また、Mill・Mill 3D・Multi-Axis・Lathe・Mill-Turnなどのモジュールを組み合わせることで、金型・旋削・部品加工などのあらゆる加工も対応可能です。

　　　Mastercamの詳細情報　　　＞

導入のポイント

これまでどのような問題があったのでしょうか。

金型の内製化、複雑な形状にも対応できなければならない

　当社では、製造工程の中で使用する一部の金型を外部に委託していましたが、納期コントロールや複雑な形状への対応が問題視されていました。これらを解消するため、金型を社内製造することが決まり、それと同時に3次元CAMの導入を検討することになったのです。

株式会社江新エンジニアリング
　五十嵐様

「Mastercam」は、どのようにご存じになったのでしょうか。

思い通りの複雑な加工を実現できるシステムを探した

　課題へのアプローチとして、「思い通りの加工ができる加工機」「複雑な加工パスを実現するCAM」へ設備投資を決定しました。
そこで、以前より良く知っていたエービーケーエスエスの営業担当に、実現したいイメージを伝えたところ「Mastercam」をご提案いただきました。有名なソフトウェアですので名前こそ知っていたものの、実際にイメージ通りの加工が可能かどうかは分かりません。まずは、デモンストレーションで確認していただけるとのことで、検討を進めることにしました。

「Mastercam」をご導入された決め手を教えてください。

デモンストレーションの際に、イメージ通りの加工が実現できると感じた

　検討時のデモンストレーションでは、エービーケーエスエスの技術部門の方たちに各機能を１つ１つ見せていただき、当社で想定している加工が実現可能かどうか確認していただきました。そして、Mastercamなら充分な性能があると判断し、導入決定に至ったのです。導入前に確認する機会をいただけたので安心することができました。

「Mastercam」導入後の成果を教えてください。

複雑な形状にも対応しているので、思い通りのパスが出せる

　以前使っていた工作機とCAMには、長いプログラムを読み込ませることができず、複雑な形状にも対応していませんでした。また、プログラムコードの作成を外部発注することもあったのですが、思い通りのパスが出来上がらないこともあり、修正にかかる費用や時間の削減も課題になっていました。
　ですが、Mastercamの導入により内製が実現すると、それらの課題が一気に解決しました。特に大きな成果だといえるのが「狙い通りの加工が可能になったこと」です。また、外部発注に付随して発生していたコストを大きく削減できたことにも満足しています。

CAMの経験がなくても操作方法が直感的に分かる

　Mastercamの優れた操作性も気に入っています。インターフェースが整理されていて見やすく、CAMの経験がなくても操作方法が直感的に分かります。また、機能追加のバージョンアップ頻度も高く、CAD機能もどんどん向上していて、設計用の３次元CADと同等の表示ができる点も優れています。インストール台数が世界No.1になったというのも納得できました。

ご導入後のエピソードがあれば教えてください。

毎日のようにサポートセンターを活用

　エービーケーエスエスの保守サービスも契約をしたのですが、導入後は毎日のようにサポートセンターへ電話をしていました。お客様への製品を最短でお届けすることを重要視していたので、これまでの業務効率を下げることなく、Mastercamも習得する必要がありました。そういった状況で有効だったのが、サポートセンターをフル活用することでした。中でも役立ったのが「リモートサポート」です。自分の操作画面をオペレーターさんとオンラインで共有しながら実施するのですが、説明がとても分かりやすく操作イメージを掴むことができました。

新機材の導入で社員たちのモチベーションが向上

　今回の導入にあたり、これまで他機材のマシニングオペレーターを担当していた社員に、イチからMastercamを習得してもらうことにしたのですが、彼はCAMの経験がゼロだったにも関わらず、短期間で取り扱いを習得しました。今回の導入でかなりモチベーションが大きく向上したようなのですが、これは思いがけない産物でした。「できること」が増えていく実感が向上心に繋がったのではないかと思っています。
　また、Mastercamの良好な操作性も現場で好評です。機能追加のバージョンアップ頻度も高く、CAD機能もどんどん良くなっており、設計用の３次元CADと同等の表示ができる点も良いですね。