DWG互換CAD ARES(アレス)の主な機能と導入メリットを解説
ARES CADは、多くの業界で利用される高機能なCADソフトウェアとなっており、その柔軟性とコストパフォーマンスの高さが注目されています。
本記事では、ARES CADの基本性能、プラン、特長、導入例を詳しく解説し、導入を検討している方々にそのメリットをお伝えします。
このような方におすすめの記事です
- ARESの導入を検討している方
- ARES CADの具体的な機能を知りたい方
- 今使っているCADソフトに対する不満がある方
- 安価、または永続ライセンスのCADソフトを探している方
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目次[非表示]
ARES(アレス)とは
ARES CADは、ドイツのGraebert社が提供する高性能なCADソフトウェアです。
Graebert社は、CADソリューションの分野で長年の経験を持ち、特にDWG形式に強みを持つ製品を展開しています。ARES CADは、デスクトップ版だけでなく、クラウドベースやモバイル向けのバージョンも提供しており、場所を問わず効率的な設計作業が可能です。
日本語対応や永久ライセンスなど、コストパフォーマンスに優れた特徴により、世界中の設計者や企業に広く採用されています。
ARESが注目される理由
ARES は高い基本性能と多様な特徴を持ち合わせており、プロフェッショナルな設計ツールとしての評判を確立しています。ARES が注目される理由を3つ紹介します。
①永続ライセンスとコストパフォーマンス
まず注目される理由の一つは、永続ライセンスを提供している点です。
多くのCADソフトがサブスクリプション形式を採用している中、ARESは一度購入すれば長期間追加費用なしで利用できるため、コストパフォーマンスが非常に高いです。これにより、特に予算を重視する中小企業やフリーランスにとって魅力的な選択肢となっています。
②DWG形式との高い互換性
ARES はDWG形式に完全対応しており、AutoCADとの高い互換性が注目されています。
AutoCADで作成された図面をスムーズに開いて編集し、再度DWG形式で保存することが可能です。この互換性により、既存のデータを活用しながら、費用を抑えて設計作業を進めることが可能です。
③安価ながら基本的な機能が充実
ARESは、設計業務に必要な基本機能を幅広く搭載しており、ユーザーの作業効率を向上させます。高速なレンダリングエンジンや高度な描画ツール、精密な測定機能などがあり、設計プロセスをスムーズに進めるサポートを提供します。
リーズナブルな価格でありながら、設計業務で必要とされる基本的な機能が充実していることも注目される理由のひとつです。
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ARES の製品ラインナップについて
ARES CADは、ユーザーのニーズに応じた多様なエディションがあります。こちらではそれぞれの特徴について解説します。
ARES Standard
ARES Standardは、基本的なCAD機能を低コストで提供するエディションです。
基本的な機能の使用を想定されるユーザー向けに設計されており、2Dデザイン、図面作成、編集などの機能に対応しています。 シンプルながらも十分な性能を持ち、設計業務を支える基本的な機能が揃っているため、コストパフォーマンスが高く、特に「小規模事業者」や「個人ユーザー」に最適な選択肢となります。
ARES Commander
ARES Commanderは、プロフェッショナル向けの高機能CADソフトウェアで、3Dモデリングやカスタマイズ可能なインターフェイス、強力なレイヤー管理など、設計作業を効率化する高度な機能を備えています。「建築」「機械」「土木」など幅広い設計分野で活用でき、生産性向上に貢献します。
特にAutoCADとの互換性が高く、既存のDWGデータをスムーズに活用可能です。プロフェッショナルな設計者にとって、操作性の高いARES Commanderは業務の大幅な効率化を支援します。
ARES Mechanical
ARES Mechanicalは、機械設計に特化したエディションで、3Dモデリングや部品リストの自動生成、干渉チェック機能など、精密な機械設計をサポートする機能が豊富です。
これにより、複雑な機械部品やアセンブリの設計を効率化し、設計者は精度の高い図面を迅速に作成できます。
ARES Kudo
ARES Kudoは、クラウドベースのCADソリューションで、インターネット接続があれば場所を問わずにアクセス可能です。リモートワークやチームでの共同作業をサポートし、リアルタイムでの設計図共有や編集ができるため、効率的なコラボレーションが実現します。
出張中やリモート環境でもプロジェクトにアクセスし、円滑なチームワークを促進できるため、現代の働き方に最適なツールです。
ARES Touch
ARES Touchは、モバイルデバイス向けのCADソリューションで、スマートフォンやタブレットから設計作業が可能です。外出先や現場での図面確認・編集がスムーズに行え、設計の変更や調整をリアルタイムで反映できます。
建築現場や外出先で柔軟に対応できるこのモバイル対応CADは、作業効率を大幅に向上させ、設計者のワークフローをサポートします。
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ARES CADの機能・特長
こちらでは、ARES CADの主要な機能と特長を詳しく解説していきます。
特長1:DWGとの高い互換性
ARES CADは、業界標準のDWG形式との高い互換性を備えており、他の主要なCADソフトと同様の操作性を提供します。
AutoCADで作成されたDWGファイルを問題なく開き、編集し、再保存できるため、既存データの活用が容易です。
AutoCADユーザーは操作に違和感を感じにくく、スムーズにARES CADへ移行できるため、データの引継ぎが円滑に行えます。
特長2:データ形式が豊富
ARES CADは、DWGやDXF、DGN、STL、IFCといった幅広いデータ形式に対応しており、業界標準の幅広いデータの読み込み/書き出しに対応しています。
また、ARES専用の無償アドオンソフト「JTools」をインストールすれば、日本独自のフォーマットである「JWW」「SXF(sfc/p21)」にも対応可能です。
特長3:フルカスタマイズが可能
低価格でありながら、LISP、C#、C/C++、.NETによるフルカスタマイズが可能です。
また、CAD環境構築のために蓄積したデータ資産を再利用することも可能です。
特長4:日本語表示に完全対応
ARES CADは日本語表示に対応しており、日本語メニューやエラーメッセージなどが直感的に理解できるため、日本国内のユーザーにとって使いやすいソフトウェアです。
言語の壁を気にせずに作業を進めることができるため、他のソフトからの移行もスムーズに行えます。
特長5:多様なライセンス方式から選択可能
ARES CADは、永続ライセンスとサブスクリプションライセンスの両方を提供しており、ユーザーのニーズに応じて、柔軟にライセンス方式を選択できます。
ライセンス方式は「スタンドアロン版」「ネットワーク版」「フレックスクラウド版」から選択可能です。
- スタンドアロン版
- ネットワーク版(永久ライセンスのみ)
- フレックスクラウド版(サブスクリプションのみ)
特長6:リーズナブルな価格設定
他の主要CADソフトに比べて手頃な価格で提供されており、小規模事業者や個人ユーザーにも導入しやすい点が大きな魅力です。
低価格ながらも高機能であり、コストを抑えつつ効果的な設計業務を実現します。教育現場やスタートアップ企業にも適しており、幅広いユーザー層に対応しています。
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ARESの導入はABKSSにご相談ください
ABKSSは、ARES CADの導入支援や販売に加え、専用のコールセンターを設置しています。
運用中に発生するトラブルや疑問に対して、専門スタッフが迅速かつ的確に対応し、サポート体制を万全に整えています。お客様がARES CADを最大限に活用できるよう、導入から日常の運用まで継続的に支援します。
導入後も安心してお使いいただけるよう、充実したサポートで設計業務のスムーズな運用をサポートします。
おわりに
本記事では、ARES CADの基本性能や特徴、各プランの詳細、そして導入事例について詳しく解説しました。
ARES CADは多機能でありながら操作性も高く、多様なプランでユーザーのニーズに対応しています。ARES CADの導入に興味を持たれた方は、ぜひ詳細を確認し、導入を検討してみてください。導入に関するご相談はABKSSにお任せください。
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