kintoneライト・スタンダード・ワイドの違いを徹底比較|料金・機能・特徴など

kintoneの導入を検討する際、まず押さえておきたいのがコースの違いです。kintoneには「ライトコース」「スタンダードコース」「ワイドコース」の3つが用意されており、利用規模や目的に応じて選択できます。
本記事では各コースの特徴と違いを整理したうえで、最適な選び方を解説します。
このような方におすすめの記事です
- kintoneのコースを比較したい方
- 料金差を具体的に知りたい方
- API連携を検討している方
- 社内業務のDXを推進したい方
目次[非表示]
kintoneは3つのコースから選べる
kintoneには、利用規模や活用範囲に応じて次の3コースが用意されています。
ライトコース
スタンダードコース
ワイドコース
月額費用(税抜)は以下の通りです。
ライトコース | スタンダードコース | ワイドコース |
1,000円/1ユーザー | 1,800円/1ユーザー | 3,000円/1ユーザー |
まずは各コースの位置づけを確認していきましょう。
ライトコース
ライトコースは、小規模利用やスモールスタートに適したプランです。アプリ作成やワークフローなど基本機能は利用できますが、APIやプラグインには対応していません。
主な特徴は以下の通りです。
月額1,000円で導入可能
アプリ数は最大200個
API利用不可
プラグイン利用不可
部署単位での業務管理や、Excelの置き換え用途であれば十分活用できます。ただし、将来的な外部連携や高度な拡張を想定する場合は制約となります。
スタンダードコース
スタンダードコースは、kintoneの機能を最大限活用できる標準プランです。APIやプラグインに対応しており、業務基盤としての活用が可能です。
主な特徴は以下の通りです。
月額1,800円
アプリ数は最大1,000個
API利用可能
プラグイン利用可能
30日間の無料トライアルあり
価格はライトより800円高くなりますが、機能面では大きな差があります。業務の拡張性や自動化を考える場合、多くの企業ではスタンダードが有力な選択肢になります。
ワイドコース
ワイドコースは、大規模利用を想定した上位コースです。スタンダードの機能に加え、大規模環境での運用を見据えた管理機能に対応しています。
主な特徴は以下の通りです。
月額3,000円
大規模組織向けの管理機能
1000名以上での全社利用や、高度な統制が求められる企業に適したコースといえます。
コース別の主な違いを整理
「ライト」「スタンダード」「ワイド」の違いを比較する場合、以下の3点が重要な比較ポイントとなります。とくにAPIとプラグインの有無が、業務改善の深さを左右します。
情報共有ツールとして使うのか、業務基盤として活用するのかで選択は変わります。
価格
API・外部連携の可否
プラグインなど拡張機能の可否
項目 | ライト | スタンダード | ワイド |
|---|---|---|---|
月額 | 1,000円 | 1,800円 | 3,000円 |
想定規模 | 部署単位の利用 | 部門横断~全社利用 | 大規模利用 |
最小ユーザー数 | 10ユーザー | 10ユーザー | 1,000ユーザー |
API利用 | - | ○ | ○ |
プラグイン利用 | - | ○ | ○ |
アプリ作成数上限 | 最大200個 | 最大1,000個 | 最大3,000個 |
特長 | 低コストでスモールスタート可能 | 拡張性が高く自動化・連携に対応 | 高度な管理要件に対応 |
3つのコースに共通するkintoneの基本機能

ライト・スタンダード・ワイドのいずれのコースでも、kintoneの中核となる基本機能は共通しています。ここでは、コースの違いに関係なく利用できる主要機能を整理します。
業務アプリをノーコードで作成
kintoneでは、専門的なプログラミング知識がなくても業務アプリを作成できます。
ドラッグ&ドロップで項目を配置し、フォームを設計するだけで、現場に合った管理アプリを構築できます。作成できるアプリの例にはこのようなものがあります。
案件管理アプリ
見積・受発注管理
不具合・クレーム管理
工事進捗管理
社内申請ワークフロー
ワークフローと承認機能
kintoneには標準でワークフロー機能が備わっています。
申請から承認、差し戻しまでの流れをアプリ内で設定でき、進捗も可視化できます。承認経路の設定やステータス管理、承認履歴の自動記録により、承認業務を一元管理でき、属人化の防止にもつながります。
アクセス権限とセキュリティ管理
3つのコースすべてで、ユーザー単位・グループ単位のアクセス制御が可能です。閲覧・編集・削除といった操作権限を細かく設定できます。
また、操作ログの記録やIPアドレス制限など、基本的なセキュリティ機能も標準搭載されています。機密情報を扱う製造業や建設業でも安心して利用できる設計です。
マルチデバイス対応
kintoneはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットからも利用できます。現場や外出先からリアルタイムでデータ確認・更新が可能で、業務スピードの向上に貢献します。
外出先から案件状況を確認
現場で写真をそのまま登録
移動中に承認処理
コミュニケーション機能
アプリ内でのコメント機能や通知機能も全コース共通です。データとやり取りを同じ画面で管理できるため、情報が分散しません。
メールやチャットと分離せず、案件情報とコミュニケーションをひもづけて管理できる点は、業務効率化における大きな強みです。
どんな企業・業務にそれぞれ向いているか

ライトコースが向いているケース
ライトコースは、以下のような限定的な用途で活用したい場合に向いています。
部署単位での利用
申請業務の電子化
Excel管理の置き換え
連携や高度な拡張を想定しない場合、月額1,000円という価格は大きなメリットです。部署単位で小さく始めたい場合は、ライトコースが適しています。
スタンダードコースが向いているケース
営業DXや部門横断のデータ活用を進める企業にとって、スタンダードは現実的かつバランスの取れた選択肢といえます。
たとえば、以下のようなAPIやプラグインが必須となる活用を想定する場合です。
基幹システムとのデータ連携
見積・受発注情報の自動連携
案件管理と売上管理の統合
帳票の自動出力
また、営業管理や案件管理を全社横断で行う場合、アプリ上限1,000個という拡張性は大きな安心材料になります。
ライトと比較して月額800円の差はありますが、後からコース変更や再設計を行う手間とコストを考えると、初期段階からスタンダードを選ぶ方が合理的なケースも多いです。
ワイドコースが向いているケース
大規模組織でkintoneを全社基盤として活用する場合、ワイドコースが適しているケースがあります。たとえば、以下のような活用を想定する場合です。
1,000名以上の全社展開
複数拠点・複数部門をまたぐ統合運用
アプリ数・スペース数の上限緩和
APIリクエスト数の拡張
ワイドコースは、全社規模での膨大なデータ連携(API利用)や、1,000個を超えるアプリ運用を安定して行いたい大規模組織に向けたプランになります。
月額3,000円と費用は高めですが、利用ユーザー数が多く、kintoneを業務の中核に据える企業には有力な選択肢です。
kintoneの活用ならABKSSにご相談ください

kintoneは業務改善の有力な選択肢ですが、重要なのはツールそのものではありません。大切なのは、自社の課題に対してどのようなDX戦略を描き、どの仕組みを構築するかです。
ABKSSでは、kintone活用支援を入り口に、事業・業務・ITを横断したDX支援を展開しています。ツール導入にとどまらず、業務設計・組織設計・データ活用まで一体で支援します。
中小企業に特化したDXコンサルティング
ABKSSのDX支援は、特定ツールありきではなく、事業戦略から現場運用までを分断せず、一貫して設計することが特長です。
事業コンサルティング
業務コンサルティング
ITコンサルティング
ツール導入・活用支援
営業DX特化 kintoneソリューション
kintoneをはじめとする各種ツールや、他のクラウドサービス、既存システムを組み合わせながら、ITを活用した課題解決を実行します。構想立案から定着まで伴走し、実効性のあるDX推進を支援します。
おわりに
kintoneにはライト・スタンダード・ワイドの3コースがあり、違いの本質は拡張性と連携機能にあります。価格だけで判断せず、自社の将来像まで見据えて選定することが重要です。
そして、選んだコースをどのように活かすかが成果を左右します。営業DXや部門横断の業務改革を本格的に進めたい場合は、専門的な視点を取り入れながら設計することをおすすめします。
自社に最適な活用方法を具体化したい場合は、ABKSSまでお気軽にご相談ください。事業戦略から業務設計、IT活用まで一貫して支援します。








