【2024年版】BIMの認定資格5選|資格の種類や難易度を分かりやすく解説
建築業界においてBIMが普及すると同時に、BIMを使用した仕事に従事したいと関心を持つ方も増えてきたのではないでしょうか。この記事では「BIM業務に就くには資格が必要なのかどうか」「どのような資格があるのか」について解説します。
このような方におすすめの記事となっております
- BIMの資格取得を目指している
- BIMの知識を深めたい
- 建築や設計の業務に携わっている
- これから建築や設計の業務に就きたい
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BIM関連の認定資格
認定資格は必須ではない
BIMを活用した業務に従事するのに特別な資格は必要ありません。また、2023年時点ではBIMに関する国家資格もありません。
資格取得のメリット
- 必要な知識や技術が身に付いているか確認できる
- 自身の技術レベルを客観的な基準で評価できる
- 専門知識や正しい活用方法を学び、技術スキルを向上できる
- BIM技能習得を進める際のマイルストーンとなる
- 知識不足による、操作ミスやトラブルの対策となる
- 業務に活用する際の、標準化に役立てられる
資格取得はこのような人におすすめ
- 設計事務所を運営している代表者の中でBIMの技術や知識を社内に取り入れたい方
- 設計関連の知識を深めて業界で長く働きたいと考えている方
- BIMに関する知識が不足していて体系的に学びたい方
- BIM設計未経験で、これから建設業界で設計業務に携わりたい方
BIM資格の種類
取得可能なBIM資格は、こちらの3種類に分けられます。
BIMソフトウェアメーカーの認定資格
Archicad BIM User 認定試験
対象となるレベル: BIMの基本的なコンセプトを理解し、Archicadの基本機能と特性を使用できるユーザー
構成: 理論問題 20問
制限時間: 30分間
言語: 日本語
合格スコア: 70%
前提条件: この試験の前提条件はありません。
受検可能な方:Forward / VIP service 会員、教育版ライセンス所有者
受検場所:Graphisoft Learnポータル
出題トピック
BIM / ナビゲーション / インターフェース / モデリング / 図面作成 / 一般的なArchicadのコンセプト / コラボレーション / 一覧表
参照:https://graphisoft.com/jp/training/archicad-bim-user
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オートデスク社 Revit Architecture ユーザー試験
- 試験内容:Revitの基礎知識、基本的な操作方法
- 問題数:30問
- 出題形式:選択式+実技操作
- 合否判定:73%以上の正解率
- 費用:7,700円
- 時間:50分
- 難易度:やや難しい
- 備考:オートデスク認定トレーニングセンター(ATC)にて研修プログラムあり(費用別途)
一般社団法人日本BIM協会の認定資格
BIMエンジニアライセンス - BIMクリエイター
- 試験内容:実施設計S3レベル(LOD300程度)のBIMモデルの作成ならびにそれらをIFCや基本設計図書としてアウトプットする能力を測る試験
- 受験条件:BIM及びBIMエンジニアライセンスの目的や価値をよく理解している者(実務経験や学習時間は問わない)
- 試験時間:学科試験(30分)・実技試験(120分)
- 採点比重:学科試験(30%)・実技試験(70%)
- 合格基準:100点のうち80点以上
- 受験回数:一度の申し込みにつき、2回まで受験可能
- 受 験 料:15,000円(税抜)
- 学習方法:BIMクリエイター講習を聴講し、十分に理解したうえで受験することを推奨
- 受 講 料:50,000円(税抜)
参照:https://www.japanbim.or.jp/
BIMの新たな資格制度「BIMエンジニアライセンス」として10月6日より申込受付が開始されました。BIMソフトの実用技術能力(CADと類似する作図技術と3Dモデリング技術)の検定です。BIMが従来の建築用ソフトを超えたいわゆるBIMの「I」の部分(Information)を理解しているか、活用できるかを評価する試験になるようです。
BSI国際規格の認定資格
BIM プロジェクトインフォメーション プラクティショナー (ISO-19650-2)
- 受講研修:BIM基本研修/BIMプロジェクトデリバリー研修/BIM Handover Information Exchange研修/Security and BIM研修/BIM Health &Safety研修(※各研修に付帯する試験・実務経験後の申請書が必要)
- 費用:10万円以上
- 難易度:非常に難しい(研修は英語で開催されることも多い)
BIMアセットインフォメーション認定プロフェッショナル (ISO-19650-3)
- 受講研修:BIM基本研修/BIMアセットマネジメント研修/BIM Handover Information Exchange研修/Security and BIM研修/BIM Health &Safety研修(※各研修に付帯する試験・実務経験後の申請書が必要)
- 費用:10万円以上
- 難易度:非常に高い(研修は英語で開催されることも多い)
無料セミナーで体験してみるのもおすすめ
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おすすめポイントはココ!
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おわりに
今回はBIMに関する資格をいくつかご紹介してきました。
業務に従事するための資格取得は必須条件でないものの、BIMの基本的な操作技術や知識を身に付けるとメリットが多くありますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、これらについて何かお困りごとがあれば、お気軽にエービーケーエスエスにご相談ください。お客様の課題をていねいにヒアリングし、豊富な選択肢の中からベストな解決案をご提案させていただきます。
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