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BIM(ビム)人気ソフトウェア徹底比較|価格や国内シェア動向も解説【2024年版】


BIMとは、Building Information Modeling /ビルディング インフォメーション モデリングの略で、 建設DXを推進する中で重要な役割を持ちます。

BIMソフトウェアは、多くの種類が提供されていますので、どれが最適なのか迷われる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、「定番」といわれるBIMソフトやその機能についてご紹介していきます。

国内シェアの動向についても触れていますので、BIM導入で迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。


このような方におすすめの記事です

  •  国内で使用されるBIMソフトが何か知りたい方
  •  自分にとって最適なBIMソフトを探している方
  •  BIMソフトのシェア動向について知りたい方


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目次[非表示]

  1. 国内で人気のBIMソフト
    1. Archicad(グラフィソフト社)
    2. Revit(オートデスク社)
    3. GLOOBE(福井コンピュータアーキテクト社)
    4. VECTORWORKS (Vectorworks社)
    5. Rebro(NYKシステムズ社)
    6. 価格の比較
  2. 国内でのシェア動向
    1. 設計事務所では「Archicad」が1位
    2. 建設会社では「Revit」が採用されている
  3. BIMソフトの選び方
    1. ①用途とスケールに適した機能
    2. ②コストと予算
    3. ③互換性とデータ連携
    4. ④サポート体制
    5. ⑤操作性と学習曲線
    6. ⑥クラウド対応とコラボレーション機能
    7. ⑦法規制対応と地域特化
    8. 導入前の体験セミナーをぜひ活用ください
  4. おわりに


国内で人気のBIMソフト

国内で購入できるBIMソフト、中でも「定番」といわれる人気ソフトをピックアップしました。それぞれの特長や利用されることの多い分野についてご紹介します。


  • Archicad(グラフィソフト社)
  • Revit(オートデスク社)
  • GLOOBE(福井コンピュータアーキテクト社)
  • Vectorworks (Vectorworks社)



Archicad(グラフィソフト社)


Archicad - アーキキャドは、グラフィソフト社よりリリースされているBIMソフトウェアです。

建物の設計から施工まで、3Dモデルを用いて一貫した管理ができ、図面の自動生成やリアルタイムでの変更反映が特徴です。使いやすさと高い視覚化能力により、設計プロセスを効率化し、プロジェクト全体の品質向上が期待できます。建築家やデザイナーに広く利用されています。



     


  Archicad(アーキキャド)|製品情報 - ABKSS BIMとしての機能性、使いやすさ、導入のしやすさを考えて開発されているソフトウェアです。建築業界における設計、施工のさまざまな段階で業務を効率化し、プロセスを円滑化します。 株式会社エービーケーエスエス


Revit(オートデスク社)

オートデスク

Revit - レビットは、意匠設計用の「Architecture」、構造設計用の「Structure」、設備設計用の「MEP」の機能を持った国内外で人気のBIMソフトウェアです。

3Dビューやレンダリング機能を備え、データは全て連携されているため修正・変更もリアルタイムに反映可能です。レンダリングソフトやツールとの連携でパース動画作成、干渉チェックなど幅広い作業にも対応します。





GLOOBE(福井コンピュータアーキテクト社)

GLOOBE

GLOOBEは、日本の設計手法や建築基準法に対応した、日本発のBIMソフトウェアです。

豊富な日本仕様の建材データや自由度の高いデザイン機能、基本設計を元にした実施設計、建築基準法に沿った法規チェック等、日本の設計に最適化された機能が特長です。





VECTORWORKS (Vectorworks社)


VECTORWORKSは、建築・インテリア業界で採用されている、直感的で分かりやすいインターフェイスと、作図しやすい環境が特長のBIMソフトウェアです。

基本パレットには作図ツール、ツールセットには作図補助やモデリングツールが格納され、デザイナーは素早くツール群にアクセスし、デザインワークに移ることができます。





Rebro(NYKシステムズ社)


Rebro - レブロは、高精度な設備モデルを作成する建築設備専用CADです。

設計から施工、維持管理に至るまで情報をシームレスに展開し、設備業務の効率化と改善に貢献します。一つの3次元モデルデータから平面図、断面図、詳細図などの各種図面を作成することができ、設計から施工、維持管理に至る設備業務を効率化することが可能です。



  


  Rebro|製品情報 - ABKSS 建築設備専用の3次元CADで、機械設備や電気設備に関わる作図や、ArchicadやRevitなど様々なBIMソフトとの互換性があります。多くのBIM案件で実運用されています。 株式会社エービーケーエスエス


価格の比較

次に各ソフトウェアの価格をご紹介します。ライセンス形体が各社異なり、単純に横並びにすることは難しいのですが、検討材料として参考にしてください。また、正式な価格についてはこちらからお問い合わせください。


ソフトウェア名
永久ライセンス
期間ライセンス1年
期間ライセンス3年
Archicad

1,299,100円(税込)

434,610円(税込)


-
Revit
-
427,900円(税込)
1,283,700円(税込)
GLOOBE
650,000円(税抜)
150,000円(税抜)
-
Vectorworks
Architect:
523,600円(税込)
Architect:

245,300円(税込)

-

2024年4月1日現在 各社サイト調べ(※価格変更の可能性がありますのでご了承ください)




国内でのシェア動向


本格的なBIMツールとしては「Archicad」と「Revit」が2大BIMソフトといわれています。日経BPコンサルティングの「BIM活用実態調査レポート 2020年版」の「勤務先で利用しているBIMソフト(複数回答)」の調査結果をご紹介します。


設計事務所では「Archicad」が1位

意匠設計を中心に行う設計事務所では、操作が比較的簡単な「Archicad」が選ばれているようです。


順位
ソフト名
シェア
1位
Archicad
52.6%
2位
Revit
41.2%
3位
Vectorworks
17.5%
4位
GLOOBE
14.9%


建設会社では「Revit」が採用されている

総合建設会社でも、「Revit」「Archicad」が多く採用されています。

前回の調査結果では、1位が「Archicad」でしたが、Revit2017 のバージョン統合(意匠設計向け、構造設計向け、設備設計向けの3つのバージョンが統合)により、総合建設会社にとって使い勝手が良くなったことから、今回の調査結果では「Revit」が逆転したようです。


順位
ソフト名
シェア
1位
Revit
65.0%
2位
Archicad
57.5%
3位
Vectorworks
13.3%
4位
GLOOBE
12.5%

日経BPコンサルティング「BIM活用実態調査レポート 2020年版」2020年4月24日発行,
https://bim-design.com/catalog/uploads/Japan_BIM_Report_2020.pdf(参照2022年6月14日)




BIMソフトの選び方


BIMソフトを選ぶ際には、プロジェクトの要件や使用するチームのスキルレベル、予算などに合わせて選択することが求められます。こちらでは選定時のポイントを7点ご紹介します。

これまで、国内でどんなソフトが使われているのかについてご紹介してきましたが、必ずしも人気のあるものが自分に合っているという訳ではありません。「何を使えばいいか」「おすすめは何か」など、選択に迷ったら専門業者に相談してみましょう。


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①用途とスケールに適した機能

BIMソフトは、建築、インフラ、設備設計などに特化した機能を持つものがあります。選ぶ際には、自社のプロジェクト規模や業種に適した機能を持つものを選びましょう。

たとえば、建築設計では3Dモデリングや建物性能評価が重要ですが、インフラプロジェクトでは地形や環境データの処理が必要です。


②コストと予算

BIMソフトには、初期導入費用やサブスクリプション料金が発生します。会社の予算に合わせ、費用対効果が高いものを選ぶ必要があります。

また、追加プラグインを追加する場合は、その費用についても確認するようにしましょう。


③互換性とデータ連携

他のCADソフトや関連ツールとのデータ互換性も重要です。2次元CADとの連携や他社との共同作業が発生する場合、使用するソフト間でのファイル形式やデータ変換がスムーズであるか確認する必要があります。


④サポート体制

新しいソフトウェアの導入には学習が伴います。そのため、提供されるサポート体制やトレーニング、マニュアルの充実度を確認しましょう。また、既存のチームメンバーが簡単に習得できるかも考慮に入れるべきポイントです。


⑤操作性と学習曲線

操作が直感的であれば、習得時間が短縮され、業務への導入もスムーズに進みます。一方、操作が複雑なソフトは学習コストが高く、導入までの時間がかかる場合があります。

導入前に無償トライアルや体験セミナーなどで、操作性をチェックしておくと良いでしょう。

>>Archicadの体験セミナーに関する情報はこちら


⑥クラウド対応とコラボレーション機能

複数の拠点やチームでの同時作業が伴う場合は、クラウドベースのBIMソフトは有用です。リアルタイムでのコラボレーション機能を提供するソフトを選ぶことで、効率的なチームワークが可能になります。


⑦法規制対応と地域特化

各国の建築法規や規格に対応しているBIMソフトかどうかも確認しましょう。特に日本の建築業界で使う場合、国内の法規制や標準に準拠していることが求められる場合が多いです。




導入前の体験セミナーをぜひ活用ください

ABKSSでは、Archicad無料体験セミナーを定期開催しています。ライセンスがなくても操作を体験できますので、使用感を試してみたいという方におすすめです。


おすすめポイントはココ!

  • 使いやすく、国内導入数が多い「Archicad(グラフィソフト社)」を体験できる 
  • ライセンスがなくても操作を体験でき、手ぶらでの参加も可能
  • 1名様から受講が可能
  • オンライン開催可能
  • 開催日程が多く、予定を合わせやすい

株式会社エービーケーエスエスは、グラフィソフト社 「SALES EXCELLENCE AWARD」受賞企業です。



おわりに

この記事では、「定番」といわれるBIMソフトやその機能についてご紹介してきました。BIMソフトウェアの選定で迷っている方の参考になりましたら幸いです。




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