「Fusion CAM道場」に当社の出水が講師として登壇しました

  

2025年11月21日(金)に大阪で開催された「Fusion CAM道場 セミナー&操作ハンズオン会」において、

当社の出水が講師として登壇いたしました。

本イベントでは、Fusion CAM を社内で安定運用し、属人化を防ぐための実践的な取り組みについて講義を行いました。

 

 

CAM道場とは

CAM道場は、Autodesk が主催する Fusion CAM の実践型トレーニングイベントです。

セミナーとハンズオン操作の二部構成で、加工現場における課題解決や標準化に役立つ知識を習得できる場として、

多くの製造業ユーザーから支持されています。

今回の大阪会場では定員が満席となり、大変盛況のうちに終了しました。

講義テーマ:Fusion CAMを属人化せず、社内で回る仕組みとして運用する方法

本セミナーでは、Fusion CAM の操作にとどまらず、製造現場全体の再現性を高めるための仕組みづくりをテーマに、

以下の内容を中心に解説しました。

 

属人化が起こる理由と現場の実態

技能人材不足、情報分散、加工ノウハウの頭脳依存など、Fusion だけでは解決できない“外側の課題”を整理しながら解説。

 

WHY(理由)を残す仕組みの重要性

Fusion では手順(HOW)は共有されやすい一方で、

「なぜその工具にしたのか」「なぜその条件なのか」などのWHY(理由)が残らない点を説明。

再現性を高めるには、この“加工意図”を体系的に記録することが不可欠であると紹介しました。

 

図面バンクとの組み合わせによる標準化

図面・NCデータ・段取り・加工メモを紐づけて一元管理する「図面バンク」と「Fusion」を組み合わせることで、

“探す・迷う・聞く・やり直す”を減らし、人に依存しない運用体制を構築できることを実例を交えて説明しました。

 

 

当社の取り組みについて

当社は、CAD/CAM の導入支援から運用定着、人材育成までを総合的にサポートしています。

また、大阪本社にてFusionの操作を体系的に習得できるハンズオンセミナーを定期開催しており、

基礎から実務レベルまで段階的に学べる環境を提供しています。

今後も、製造現場の生産性向上と技術継承に寄与する取り組みを推進してまいります。