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求積図とは|図面作成・求積計算ツールおすすめ2選|BIM Archicad・Revit

求積図


一般的に「求積」は面積や体積をもとめる計算として用いられます。

建設や土木の分野では、設計や施工の工程を視覚化し、コストを見積もるためのツールとしても活用されています。面積や体積の計算は、工事のコスト見積もりや材料の購入、設計の評価などにおいて必要不可欠なものです。しかし、求積図の作成には大変な手間が掛かり、設計業務の中で大きなウェイトを占めてしまいがちです。

本記事では、求積図作成の業務を「もっと効率化させたい」「正確かつスピーディーに行いたい」とお考えの方におすすめのツールをご紹介してまいります。

皆さまのお役に立てますと幸いです。



このような方におすすめの記事です

  • 求積図の概要を理解したい
  • 求積図の作成時間を短縮できるツールを知りたい
  • 正確・スピーディーに面積計算・図面作成作業を行いたい
  • Archicad や AUTDESK Revit のデータを使って、求積図形を作成・計算したい

  • Archicad や AUTDESK Revit をご使用中の方


目次[非表示]

  1. 求積図とは
    1. 求積図の役割
    2. 求積図の種類
  2. 作業を効率化するツール2選
  3. 求積ツール for ARCHICAD
    1. 求積図面の自動化
    2. 面積集計の自動化
    3. 価格
  4. 求積ツール for Revit
    1. 求積図面の自動化
    2. 求積計算機能
    3. 面積表出力機能
    4. 価格
  5. まとめ


求積図とは

「求積」は、面積や体積を計算することです。

「求積図」は、複雑な形状を単純な形状(四角形や三角形など) に分解することで面積を計算します。その視覚的なアプローチは、土地の測量、建築設計、庭園設計など、さまざまな分野で利用されます。

面積を求めるには、つぎの3つの要素をセットにします。これらの要素を総合することで、法的規制をクリアしているかどうかを判断するのです。

 ① 敷地面積  ② 建築面積  ③ 延床面積



求積図の役割

「求積図」は、法的な書類として正式に確認申請書類として提出されます。建築基準法では、敷地面積に対して建てる建物の大きさの割合が決まっているため、その法的規制をクリアしているかどうかを判断しなければならないからです。


また、このような場面でも用いられます。

  • 設計や工程を視覚化し、コストを算出する
  • 見積時や契約時の正式な記録を残す
  • 固定資産税や不動産取得税等税金にかかわる金額を算出する  など


求積図の種類

求積図は、面積や体積の計算を行うための図面であり、その種類は用途や対象物により異なります。こちらでは代表的なものを3種類ご紹介します。


  • 平面求積図
  • 三斜求積図
  • 建物求積図


作業を効率化するツール2選

求積図の作成は、 設計業務の中で大きなウェイトを占め 大変な手間が掛かります。そこで、求積図作成の業務を「もっと効率化させたい」「正確かつスピーディーに行いたい」とお考えの方におすすめのツールを 2種類 ご紹介します。





求積ツール for ARCHICAD

求積ツール for ARCHICAD

参照:https://www.epcot.co.jp/products/mensurationforac.php


「求積ツール」は、生活産業研究所株式会社 によってリリースされた Archicadのアドオンシステムです。Archicad上で「求積図の作成」や「求積計算」を行うことができます。

求積図の作成開始からプラン変更における修正作業まで 幅広く対応しています。 ここでは、面積計算・図面作成作業を正確・スピーディーに 進めるのに役立つ機能をご紹介していきます。



求積図面の自動化

「求積ツール for ARCHICAD」には「ゾーン」「スラブ」「塗り潰し」「ポリライン」を利用した 求積図形を自動生成する機能が搭載されています。これにより生成された求積図形は、元となるエレメントを更新すると自動で更新されます。

自動求積図形作成に搭載されている多彩なモードは以下の通りです。

  • 三角形・矩形(縦)・矩形(横)・図形内分解(横型・縦型)
  • 回転考慮
  • 穴に求積区画を作成 など



面積集計の自動化

それぞれの求積図形に「面積属性」を割り当てておくことで、面積集計を自動で計算できます。オリジナルの集計ルールを任意登録したり、法面積、施工床計算など複数の「計算ルール」を同時に保持した算定が可能です。


その他にもこのような便利な機能が搭載されています。

  • ワークシート出力、Excel(CSV)出力
  • 求積図形と求積表の色指定機能



価格

「求積ツール for ARCHICAD」は、スタンドアロン版 と ネットワーク版 の2種類 があります。ネットワーク版は3ライセンスから申込み可能になりますので注意が必要です。詳細は こちら までお問い合わせください。

※Archicad/Archicad solo のライセンスは別途必要になります。


スタンドアロン版

95,000円(税込104,500円)

ネットワーク版

95,000円(税込104,500円)

参照:https://www.epcot.co.jp/products/mensurationforac.php



無償体験版について

「求積ツール for ARCHICAD」は、無料の体験版として『求積ツールLight』が用意されています。Archicad 及び ArchicadSolo各種対応版、Windows対応版、MacOS対応版がありますので、詳細は こちら までお問い合わせください。



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>>> 詳しくはお問い合わせください

>>> 「求積ツール for Archicad」 資料のダウンロードはこちら


求積ツール for Revit

求積ツールfor Revit

参照:https://www.epcot.co.jp/products/mensurationforrv.php


「求積ツールfor Revit」は、生活産業研究所株式会社 によってリリースされている AUTODESK Revit 求積計算アドインシステム です。

Revit 上で、求積図を自動生成することや、出したい面積表を自動作成することが可能です。シンプルな簡単操作で「求積計算・求積表」正確・スピーディーに行うことができますので、作業時間は大幅に短縮できることでしょう。


求積図面の自動化


部屋要素 および エリア要素から 求積図形を自動作図することができます。

この機能には、多様な作図方法が用意されており、回転や穴を考慮することも可能です。さらに、求積図形は元となる部屋要素及びエリア要素と連動しているため、部屋要素 や エリア要素などに変更を加えると、ワンクリックで図形を更新できます。



求積計算機能

設定した集計項目に、必要な要素 を登録すれば自動的に求積計算が実行されます。集計項目はツリーで構成されており、複数の分類による集計や端数処理に変更を加えたフレキシブルな設定が可能です。また、集計項目はインポート/エクスポートができ、異なるプロジェクト間で同一の集計項目を使用する際にも役立ちます。




面積表出力機能

自動求積計算した結果は、選択ビューへの出力 または 製図ビューへの出力 を行います。以下の通り合計で5種類の面積表を出力することが可能です。これらの面積表と求積図形を組み合わせて、目的とする求積図面を作成します。


  • 選択ビュー「求積図形面積表」「求積区画面積表」「集計項目面積表」
  • 製図ビュー「建物面積表」「用途別面積表」


価格

「求積ツール for Revit」は、スタンドアロン版 と ネットワーク版 の2種類 があります。ネットワーク版は3ライセンスから申込み可能になりますので注意が必要です。

※Autodesk Revitが別途必要(Windows) のライセンスは別途必要になります。

スタンドアロン版
95,000円(税込104,500円)
ネットワーク版
95,000円(税込104,500円)

参照:https://www.epcot.co.jp/products/mensurationforrv.php




まとめ

本記事では、求積図に関する概要から、建設や土木の分野で用いられる求積図の種類、求積図の作成時間を短縮できるツールについて紹介してきました。求積図の作成は 、設計業務の中で大きなウェイトを占めますが、この作業を効率化したい方は 求積図作成 ツールを活用するのが良いでしょう。

選定や導入など何かお困りごとがあれば、お気軽にABKSSにご相談ください。お客様の課題をていねいにヒアリングし、豊富な選択肢の中からベストな解決案をご提案させていただきます。

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